2018年1月29日月曜日

安倍首相の施政方針演説に思う

 1月27日に6区市民の会の街頭宣伝が行われ、日本共産党旭川地区を代表してスピーチの時間をいただきました。その内容について触れたいと思います。
 通常国会での安倍首相の施政方針演説、特に明治という時代を賛美、礼賛するような発言を聞いて私は違和感を感じました。来年、明治維新から150年を迎えます。安倍首相は明治時代が活力があった時代という認識をしているかもしれません。私たちは明治という時代をどんな時代であったか検証する必要があると思います。国民は大日本帝国憲法のもと、天皇の臣民と位置付けられていました。国民主権ではありませんでした。この時代は戦争の歴史でもあります。日清戦争、日露戦争と続き、国民には兵役の義務もありました。そうした反省のもとにたった発言でしょうか。自民党改憲草案には天皇は元首と記されています。過去に通った道ですが、逆戻りするようなことは認められません。恒久平和をうたった現憲法が古いという人がいますが、その理念は人類普遍です。国の新年度予算の特徴は防衛予算の増額と社会保障費用の縮小です。9条を変えてしまったら、平和と称して防衛予算が膨らみつづけ、社会保障予算が削られつづける、そうした予算編成が加速するのではないでしょうか。私たちが納めた税金は、私たちの暮らしのために使うべきとスピーチさせていただきました。

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